子供をプログラミング教室に通わせたいと思い調べてみたら思いのほか月謝が高かったり、近くにプログラミング教室がなかったりと通いたくても通えない。またオンライン教室も検討したが対面式と違い先生が見れくれないので子どもがどこまで集中して続けられるのかが不安。
そんなあなたに3つ紹介したいプログラミング教材があります。もちろん無料で使用できますので試しにやってみて下さい。
Scratch(スクラッチ)
Scratchは小学生が簡単にプログラミングができるソフト。ウェブで自由につかうことができて、自分だけのゲームやアニメーションを誰でも作ることができます。
また小学生からプログラミングを学ぶ為に作られた言語なのでコードというのは使わず「ブロック」を使用していきますので視覚的に学んでいけます。
「えっ、親である私はプログラミングなんて全然わからないよ」という方も安心してください。このScratchには初めての人でも使えるようにチュートリアルがあります。
チュートリアルでは一つ一つ試しながらやっていきScratchの使い方を覚えていきますので、親でも最初のうちは子供と一緒に学んでいけます。
ただ、子どもの方が覚えるのが早いので途中から親が付いていけなくなるし、勝手に子どもが進んでいきますのでその辺から温かい目で見守っていきましょう。
そしてこのScratchでゲームを作ることができるのですが、あなたが知っているようなゲームを作ることができます。操作が簡単で今すぐ遊べるゲームを3つ紹介します。
スクラッチ公式サイトに飛んで実際に遊んでみて下さい。
【スーパーマリオブラザーズ】
https://scratch.mit.edu/projects/49905542/(スクラッチ公式サイトに飛びます)
操作方法はすべてキーボードのボタンを使います
スタート : S
移動 : ← →
ジャンプ : ↑
【テトリス】
https://scratch.mit.edu/projects/31651654/(スクラッチ公式サイトに飛びます)
操作方法はすべてキーボードのボタンを使います
横移動 : ← →
ブロック回転 : ↑・A・S
【ボンバーマン】
https://scratch.mit.edu/projects/16556665/(スクラッチ公式サイトに飛びます)
操作方法はすべてキーボードのボタンを使います
上移動:W
左移動:A
右移動:D
下移動:S
爆弾を置く:スペース
Scratchでは上記のようなゲームを作ることができるので個人でやるには目標ができて続きやすいです。
マイクラフト
マインクラフトというのは、一見ただのオンラインゲームに見えます。しかし、深掘りしていくと、『回路デザイン』だったり、実際にプログラミングを扱う『modやサーバープラグインの開発』など、プログラミングと関わる機会や、それに役立つ能力を育てる要素が多々あります。
実際にソフトウェア開発などに実用的なプログラミングをマインクラフトによって覚えたという方もいます。
しかしやはりゲームである以上、目的にズレが生じやすいという点もあります。
そして何より、マインクラフトのみでプログラミングを覚えるのは困難だという点が致命的です。
実用的なプログラミングではありますが、プログラミングを始めたばかりの方にはハードルが高すぎるでしょう。どちらかと言えば、プログラミングをある程度覚えたあとに、実践に移す際に効果的かと思われます
まとめると以下の通りです。
全てを考慮すると、私からはゲーム版のマインクラフトではなく、『Minecraft: Education Edition』(教育版)という製品をおすすめします。
≫ https://education.minecraft.net/ja-jp
こちらのサイトから詳細を確認できます。
簡潔に言うと、先ほどのデメリットである目的からの逸れやすさを克服したバージョンで、プログラミング学習のみを目的としたバージョンです。
ただし、漢字や内容の難しさから、最低でも小学5〜6年生か、中学生をターゲットにした製品となっています。
そして現在、個人では1時間体験版である『Hour of Code』バージョンしかできず、完全版は教育機関限定のコンテンツとなっています。その場合、実際にこの製品を取り扱っているプログラミングスクールに入学する必要が出てきます。
しかし、この1時間体験版だけでも試す価値があると思われるので、是非ともマインクラフトというゲームの可能性を知っていただきたい限りです。
コードモンキー
≫ コードモンキー
コードモンキーも、プログラミングを習得するにはとても良い方法だと思われます。ゲーム感覚でプログラミングを学習できるソフトで、イスラエル全土の小学校で実際に使われているほどのソフトです。
本来のプログラミング学習では身につけることが困難な『瞬発力』が付き、プログラミングの速度向上、そして論理的思考力の成長を期待できます。そして楽しみながら、無料での学習が可能だというメリットもあります。
まずはこちらをご覧ください。コードモンキーの無料体験版です。
ご覧の通りボタンや数字を打ち込むだけでプログラムを作っていきます。この点がScratchとは違う点ですね。
コードモンキーは完全無料ではありません。しかし30面まで無料で体験できるので十分です。
コードモンキーはアカウントを作らないでも始められますが、その場合セーブができませんので始めからになってしまいます。またアカウントを作った場合はトライアル期間は2週間ですので注意が必要です。
使い方はこちらをご覧ください。文章ばかりで一瞬引けてしまうかもしれませんがレッスンごとに見れば量は少ないです。
まとめ
今回無料でプログラミングを学べる3つの教材を紹介しました。その中でも私は「Scratch」をおすすめします。
というのも多くのプログラミング教室で導入しており、視覚的にプログラミングを学べるからです。もちろん高学年でしたら「Minecraft: Education Edition」や「コードモンキー」でもいいと思います。
ただ低学年なら「Scratch」ですね。
またパソコンは必要になりますのでこちらを参考にしてください。
そしてやはり小学生が一人でやると途中分からないところがあってつまづいてしまうことがあります。その結果プログラミングを学ぶことが嫌になってしまう。
なので低学年ならプログラミング教室に通うことをおすすめします。